
八戸で叶える1階完結型の家|共働き夫婦の理想と設計
皆さん、こんにちは。HOUSE EN 代表の沼尾です。先日公開したYouTube動画「平屋と2階建てのいいとこ取りの家」は、たくさんの方にご覧いただき、本当にありがとうございます。動画の中では、20代のご夫婦が選んだ「1階完結型」という間取りの魅力や、家事動線の工夫についてお話ししました。しかし、動画だけでは伝えきれない、私自身のデザイナーとしての想いや、八戸という土地で家を創る者としての哲学、そして3人の子どもを持つパパとしての本音が、胸の中に溢れています。このコラムでは、そんな動画の裏側にある「私」の声を、じっくりと語らせていただきたいと思います。
デザイナーとして現場で感じてきたこと

今回の動画でご紹介した「1階完結型の家」は、平屋に憧れつつも、土地や予算の制約で諦めてしまう方が多い中で、まさに「想像を超える家づくり」を体現した一例だと感じています。私自身、八戸で多くのご家族の家づくりに携わってきましたが、特に子育て世代や共働きのご夫婦にとって、家事の負担軽減は切実な願いです。洗濯、乾燥、収納、着替えといった一連の動作が1階で完結する。これは単なる効率化以上の意味を持つと、私は信じています。
この家をデザインする上で、私が特に意識したのは、機能性と同時に「心の豊かさ」を生み出す空間であることでした。動画でも「ホテルライク」という言葉を使いましたが、これはHOUSE ENのデザインスタイル「NOISELESS(Art & Luxury)」の哲学と深く繋がっています。美術館のような凛とした静けさの中で、光や影、そして余白が主役となり、住まう人の感性を刺激する。そんなラグジュアリーな空間を、日々の暮らしの中にどう落とし込むか。それが、私のデザイナーとしての腕の見せ所だと感じています。
例えば、広々としたLDKは、家族が自然と集まる「中心」となるよう設計しました。ここで子どもたちが遊び、ご夫婦が語らい、時には友人を招いて賑やかに過ごす。日常が、まるで非日常の体験のように感じられる。そのために、空間の広がりだけでなく、光の入り方、風の抜け方、そして素材の質感一つ一つにまで、徹底的にこだわりました。私は、建築は単なる機能の集合体ではなく、住まう人の感情を引き出し、生き方そのものを豊かにする「舞台」であると信じています。
八戸・青森という場所でこの家を創る理由

私が八戸で暮らし、八戸で家を創る理由。それは、この街への深い愛着と、生活者としてのリアルな視点があるからです。八戸の冬は厳しく、夏は比較的過ごしやすいですが、日差しが強い日もあります。そんな八戸の気候・風土と向き合い、いかに快適で、そして美しい住まいを創るか。それが、私、沼尾晃の家づくりの根幹にあります。
今回の家も、パッシブデザインの哲学を基に設計しました。動画でも触れたUA値0.28という数値は、断熱等級6水準(HEAT20 G2基準)をクリアしており、八戸の厳しい冬でも家中が暖かく、夏の暑さも和らげる高性能を意味します。しかし、私が考えるパッシブデザインは、単に高い数値を追求するだけではありません。断熱、日射取得、日射遮蔽、自然風利用、昼光利用の5原則を、デザインと一体で考える。これがHOUSE ENの「デザイン×性能」を両立させる哲学です。
例えば、冬の低い日差しは、大きな窓から室内奥まで届け、暖かさを取り込みます。逆に夏の高い日差しは、軒の出や庇でしっかりと遮る。窓の配置一つで、季節の心地よい風が家全体を通り抜け、自然光が降り注ぐ。これは、八戸という場所で快適に、そしてエネルギー効率良く暮らすための、私からの提案です。性能は「暮らしの安心」だけでなく、私が描くデザインを最大限に活かすための「揺るぎない土台」なのです。八戸の注文住宅において、このパッシブデザインは、もはや欠かせない要素だと断言できます。
私が家づくりをエンタメだと思う理由

HOUSE ENのキャッチコピーは「Go beyond your Inspiration(想像を超える家づくり)」。そしてコンセプトは「人生を愉しむ人のために|家づくりをエンタメに」です。私は、家づくりこそが人生最大のエンターテインメントだと心から信じています。
なぜなら、家づくりは、住まう人の「こうしたい」という夢や理想を、具体的な形にするプロセスだからです。私たちはあえて標準仕様を設けていません。カタログの中から選ぶのではなく、クライアントの皆さんの唯一無二の理想と、私、沼尾晃の感性が交わることで、世界に一つだけの家が生まれる。その過程は、まるでゼロから物語を紡ぎ出すような、ワクワクする体験です。
3人の子どものパパとして、私は「家族と過ごす日常こそが、最大のエンターテインメント」だと常々感じています。子どもたちがリビングで笑い、ダイニングで宿題をし、時には秘密基地のように感じる自分の部屋で夢中になる。そんな何気ない日常の中に、驚きと感動、そして心地よさをプラスする。それが「日常を非日常に」というHOUSE ENのビジョンです。
今回の1階完結型の家も、まさにその一つ。家事の負担が減ることで、ご夫婦の自由な時間が増え、子どもたちとの触れ合いもより濃密になる。空間が、家族の笑顔や絆を育む「場所」になる。私は、そうした「愉しさ」や「歓び」、そして家づくりを通して生まれる「縁(繋がり)」を、これからも八戸の皆さんと共に創り続けていきたいと思っています。
あなたへ伝えたいこと

今回の動画でご紹介した20代のご夫婦の家は、まさに「今」を生きる子育て世代の理想を形にしたものです。彼らのライフスタイルや将来を見据えたプランニングには、私自身も多くの気づきと喜びをいただきました。動画では語りきれませんでしたが、例えば、玄関からLDKへの動線一つ取っても、ただ広いだけでなく、帰宅した家族が自然とリビングに集まるような心理的な仕掛けを施しています。また、将来的に子ども部屋を間仕切れるように設計したのも、家族の成長と共に家も変化していくという、私の哲学の一つです。
「八戸で注文住宅を考えているけれど、何から始めたらいいか分からない」「平屋に憧れるけれど、予算が…」そんな風に悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。私は、どんな小さな「こうしたい」という想いでも、ぜひ一度私に聞かせていただきたいと思っています。それは、単なる間取りの相談ではなく、皆さんの「人生を最大限愉しむための家」を共に探す旅の始まりだからです。
私たちHOUSE ENは、八戸市、十和田市、三沢市を中心に、この青森の地で、皆様の理想を形にするお手伝いをしています。私のYouTubeチャンネルでは、これからも様々な事例をご紹介していきますので、ぜひご覧になって、皆さんの家づくりのヒントを見つけていただけたら嬉しいです。そして、もし「沼尾に相談してみたい」と感じていただけたなら、いつでもお気軽にご連絡ください。きっと、想像を超える「愉しい家づくり」が待っていますから。



