【家事動線の正解】配膳も片付けも「0歩」。ワンオペ育児を救う「横並びダイニング」と「人を育てるキッチン」の秘密
こんにちは。青森県八戸市の工務店HOUSE EN(ハウスエン)です。
家づくりを検討される際、多くの方が夢見るのが「広くておしゃれなキッチン」です。
しかし、実際に子育てや共働きで忙しい毎日を送るご家庭にとって、キッチンは何よりも「時間との戦いの場」ではないでしょうか。
夕方、仕事から帰宅して息つく暇もなく夕食の準備。
足元には「お腹すいた!」とまとわりつく子供たち。
シンクには朝の洗い物が残り、コンロでは味噌汁が吹きこぼれそうになる……。
そんな「戦場」のような毎日を、もし「間取りの力」だけで劇的に変えられるとしたらどうでしょう?
今回は、3人のお子様をワンオペで育てながら、モデルルームのようにスッキリとした暮らしを実現されているO様邸の実例を紐解きます。
「地獄のように大変だった」というワンオペ育児を、笑顔溢れる日々に変えた「横並びダイニング」と「子供を戦力にする仕掛け」について、プロの視点で徹底解説します。
なぜ、プロは「横並び(サイドダイニング)」を推すのか?
従来の日本の住宅、特に建売住宅やマンションでは、キッチンの対面にダイニングテーブルを配置する「対面式」が主流でした。
しかし、私たちHOUSE ENが注文住宅で強くおすすめしているのが、キッチンとダイニングテーブルを横一直線に並べる「横並び配置」です。
なぜなら、家事において最も無駄なのは「移動距離」だからです。
「回り込む」という見えないストレス
一般的な対面キッチンの場合、料理を運ぶにはキッチンカウンターをぐるりと回り込む必要があります。
「たかが数歩の話でしょう?」と思われるかもしれません。
しかし、配膳で往復し、調味料を取りに往復し、食べ終わった食器を片付けるために往復する。
これを1日3食、365日繰り返すと、その移動距離と時間は膨大なものになります。
「スライド」だけで完結する魔法の動線
O様邸で採用した「横並び配置」では、この「回り込み」が一切発生しません。
コンロで盛り付けた料理を、横にスライドさせるだけでテーブルへ。
食事が終われば、汚れた食器をそのまま横のシンクへ滑らせるだけ。
この「移動歩数0歩」の感覚は、一度体験すると元には戻れないほどの快適さです。

「出した料理をそのまま置いて、食べ終わったらこのままシンクへ。この片付け動線が一番ラクです。子供たちも自分で食べ終わったらここに置く。家事的にめちゃくちゃラクだなと思います」
「家事動線が良い」とは、単に距離が近いことではありません。
「無意識に、最短ルートで動ける」ことこそが、忙しい親の精神的な余裕を生み出すのです。
「ママ、お茶!」を言わせない。子供を最強の「戦力」に変える仕掛け
家事の時短において、もう一つの重要な視点があります。
それは、「親がやらなくていいことを増やす」ことです。
特に、「ママ、お水とって!」「お箸がない!」といった、料理の手を止めさせる子供からの呼び出し。
これをなくすだけで、調理時間は驚くほど短縮されます。
O様邸のキッチンには、子供たちが自然と自分のことを自分でやりたくなる、見事な「建築的仕掛け」が施されています。
「座ったまま届く」コックピット収納
O様邸では、ダイニングテーブルに座ったとき、背中側にあるキッチン収納(カップボード)の下段に、子供たちが日常的に使うコップ、お箸、取り皿などを収納しています。
「2面収納にして便利なのが、お箸とかコップとか子供たちが座りながら取れちゃうこと。いちいち立たなくても、ここに座ってここを開ければ取れるんです」
これにより、食事中に何かが必要になっても、親が立つ必要はありません。
「後ろにあるから取ってね」の一言、あるいは何も言わなくても子供自身が手を伸ばすだけで解決します。
自分で水が飲める環境づくり
さらに秀逸なのが、浄水機能付きの水栓を最大限に活用している点です。
O様邸のキッチン水栓には浄水機能が備わっており、子供たちは喉が渇くと、自分でここから水を汲んで飲みます。
「お水も全部、ここの浄水器が付いているので、自分たちでお茶を作ったりとか、水飲みたいって言ったら自分たちで水出して飲んでくれるので。あと、一番上の子はお皿洗いして食洗器に入れてくれるので、それもめちゃめちゃ助かってます」
「物理的に人員を増やす(笑)。つまり、ワンオペじゃなくして、子供たちを戦力にするための間取りですね」
子供にお手伝いをさせるのは「教育」ですが、お手伝いができる環境を用意するのは「設計」の役割です。
「手が届く」「使い方がわかる」。
この条件を整えてあげるだけで、子供は「やってもらう存在」から「一緒に暮らしを作るチームメイト」へと成長します。
これが、O様邸がワンオペでも回っている最大の秘訣です。

掃除の時短:ナポリタンの油はねも「秒」でリセット
「家事ラク」には、「掃除のしやすさ」も含まれます。
どんなに動線が良くても、油汚れの掃除に毎日10分かかっていては意味がありません。
おしゃれな対面キッチンでは、開放感を重視してコンロ前の壁をなくしたり、透明なガラスパネルにするケースも人気です。
しかし、O様邸ではあえて「壁(タイル張り)」を選択しました。
ここには、ご主人の料理スタイルと、メンテナンスへの現実的な視点があります。

「旦那さんがナポリタンをめちゃめちゃ強引につくるので(笑)、油が全部飛んじゃうんです。だからといって(ガラス)パネルをつけると開放感がなくなっちゃう。でも、壁があると壁を拭くだけでいいんで、掃除のお手入れの手間がだいぶラクになりました。『はー…(掃除が大変)』って思わないで見ていられます」
プロとして補足すると、この「壁」はリビング側からの視線を遮る役割も果たしています。
調理中の手元の乱雑さや、万が一の汚れをリビングから見えないようにすることで、「常に片付いているように見える」という心理的な家事ラク効果も生んでいます。
汚れてもサッと拭くだけでいい素材(タイルやキッチンパネル)を選ぶ。
汚れやすい場所は、あえて隠す。
これもまた、忙しい日常を守るための賢い選択と言えるでしょう。
まとめ:家が変われば、家族の時間はもっと作れる
今回のコラムでは、O様邸の実例から「キッチンを中心とした時短・自立ノウハウ」をご紹介しました。
本日のまとめ:成功するキッチンの3つの条件
横並び配置: 配膳・片付けの歩数を「0歩」にする。
子供目線の収納: 「自分で取れる・戻せる」位置に配置し、自立を促す。
守りの壁: 汚れやすい場所は掃除しやすい素材でガードし、視線も遮る。
O様がおっしゃっていた言葉が印象的です。
「前は部屋がバラバラで歩き回っていたけど、今は直線で行けるので(家事の負担が)全然違います」
ワンオペ育児の辛さは、親の能力不足ではありません。
その多くは、家の構造が引き起こしている「無駄な負担」によるものです。
家づくりは、単に箱を作ることではありません。
「家族と笑って過ごす時間」を作り出すことだと、私たちは考えています。

あなたの今の暮らしにある「無駄な動き」や「小さなイライラ」。
それは、間取りの工夫で必ず解消できます。
これから家を建てる方は、ぜひ「キッチンは広さよりも動線」を合言葉に、自分たちにとっての最短ルートを見つけてください。
▼ 実際の「神動線」を映像で体験してみませんか?
「横並びキッチンの距離感って実際どうなの?」
「子供たちがどんな風にキッチンを使っているの?」
「ナポリタンの壁って、どんなデザイン?」
文章だけでは伝わりきらない、O様邸のリアルな空気感や詳細な動線を、ルームツアー動画としてYouTubeで公開しています。
特に、O様ご本人がキッチン内を実際に動いて解説してくださっているシーンは必見です。
「これなら私にもできる!」という具体的なイメージが湧くはずです。
今すぐ動画をチェックして、あなたの家づくりのヒントを持ち帰ってください!
【ワンオペ地獄終了】キッチンから洗濯・収納が5歩で完結!家事動線がズルすぎる38坪の家
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